11月13日(火)に第33回創立記念、芸術鑑賞会が行われましした。
まず、寄席ばやしの実演が行われ、太鼓を叩く時の音で意味があること
太鼓の縁を叩いて「カラカラ」と音を出すと、客席がカラの状態を意味し、「ドン・ドン・ドン・ト・コン」と叩き、「どんどん、どんと来い」を意味するなど、日本の伝統芸能でありながら、私たちの知らない事が多くありました。
出囃子の三味線の方は、東西800人も居る噺家さんの出囃子のほとんどを暗譜されており、生徒からのリクエストにもサッと応えて演奏されるお姿に、大変驚きました。
寄席ばやしの実演・解説の後に、柳家小んぶさんの落語。
最初はどうやって観れば良いのか少し戸惑っている生徒たちの姿もありましたが、そこはさすが噺家さん! マクラと呼ばれる導入部分で、グッと生徒たちの心を掴んでしまいました!
小んぶさんの落語の後は、ホンキートンクさんの漫才。
ステージを所狭しと動かれ、歌ネタで大爆笑!
「O型です!」は、放課後に生徒たちが真似するほどにハマっていました。
次に古今亭文菊さんの落語。
小んぶさんとはまた違う面白さがあり、緩急ある話し方に生徒たちも食い入るように聞いていました。
続いて、「紙切り」の林家二楽さんが登場。
TVなどで観たことはありますが、広い体育館でどうやって見せるのかと思ったら
スクリーンを使って、生徒全員に観られるようにされており、ハサミだけで作る作品に生徒たちから感嘆の声が上がりました。
さらに、生徒のリクエストにも応えてくださり、その作品をプレゼント!
生徒の良い思い出になった事でしょう。
トリは柳家喬太郎さん。
さすが、名人・上手と言われる落語の名手。
古典落語の「初天神」を披露してくださりました。
(親子が神社(天神様)の縁日に遊びに行くという演目)
太宰府高校での高座と言うことで、天神様(菅原道真公)繋がりの演目。
そんな粋な計らいに感動しつつ
「子どもの泣き方がすごくリアルでびっくりした!」 「登場人物の声の使い分けが分かりやすくて驚きました」など
生徒たちも名人芸を堪能しました!
最後は生徒代表から花束の贈呈があり、柳家喬太郎さんから生徒たちへ
「綺麗な未来なんてのはない。大人ってのは苦しいもんだ。でも、苦しくても前を向いて頑張ってるんだ!だから、皆さんも苦しくても歯を食いしばって前を向いて頑張ってください!」
と、熱いメッセージを頂きました。
そんな大爆笑の中、楽しい時間はあっという間に時間は過ぎてしまいました。
生徒たちも良い刺激になったのではないのでしょうか?
演者、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!
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